| 名残惜しくもある。 |
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今まで使っていた携帯との別れ・・・。
苦楽を共にし、いくつものドラマを生み出してきた。
N505i・・・。
おまえともココでお別れだ。
思えば2年半前、
前に使っていた携帯にかかってきた一本の電話のせいでおまえとの生活が始まった。
「45000円未払いです。振り込んでください。」
そう、当時オレオレ詐欺が流行り始めていた時代に、
流行の最先端をいった振り込め詐欺だった。
周りがうるさかったため、
第一声から「あ？あ？」とか対応してしまったので、
モノの10秒でアチラさんを怒らせることに成功した。
「『あ？』じゃねーんだよ！若いもんを家に向かわせるぞ！」
全くハッタリだとわかっていながら少しビビったオレは、
あと数十日待てば、５０５ｉｓシリーズが出るにもかかわらず、
即行で携帯を解約し新規でN５０５iを手に入れた。
それから、新しくも５０５isの陰に隠れてしまう505ｉとの
いまいちパっとしない生活が始まったんだ。
翌年5月には、豪雨にやられ待受け画面の下半分は映らなくなった。
長文のメールを見ること・打つこと、
サブメニューの下半分を見ること、
誰からの電話か確認すること、
絵文字を入力すること、
電話帳への登録・・・などなど、多くの機能が使用困難になった。
そして、オレはあっさりFOMA（超昔の機種）に乗り換えた・・・・・。
が、約半年後には、FOMAは帰らぬ人となった。
大学で失くしたのだ・・・。
落し物コーナーにも届けられることなく、世間の冷たさを呪った。
その時、奇跡が起きた。
知らない間にデュアルネットワーク契約なるものをしていたのだ。
単純に言えば、FOMA端末とMOVA端末を切り替えて使えるってヤツだ。
オレはすぐさま眠っていたN505iに魂を吹き込んだ。
半年のブランクがあったが、ヤツは再び動き出した。
ヤツの目は死んではいなかった。
でもやはり待受けの下半分は再起不能だった。
それから１年以上、友達や家族に
「早く替えろよ！」と言われ続けた。
FOMA使用者やMOVAの最新版所有者にはバカにされ、
５０５ｉはもはや過去のモノになりつつあった。
でも俺は替えなかった。
あえて替えなかった。
いや、替えたくなかった。
愛着があった。
なにより金がなかった。
それが一番でかかった。
しかし、オレはコイツと、
冬の雪山、夏の海、富士山の御来光、企業からの不合格通知・・・
本当にイロイロなことを一緒に乗り越えてきた。
コイツはオレの大学生活の分身でもある。
ここまで、よく壊れずに頑張ってきてくれたと思う。
今、心からお礼を言うよ。
ここまでコキ使ってきてゴメンな。
お疲れ様、ありがとう。
そしてゆっくり休んでくれ。
今、静かに電源を切り、
２度と鳴ることのないその携帯電話を見て、
オレはそんなことを思った。
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どんな辛い別れでも
どんなに名残惜しくても
それは同時に
新しい出会いの始まりである
だからココから前を見よう
今までのことも思いながら
今までのことを大切にしながら
思い出を経験にして
僕達は未来へと進んでいく
koji
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3月26日（日）00:08 | トラックバック(0) | コメント(2) | ニッキ | 管理
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| 1: ５０５iさんへ
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う…う…
そ…そんなこどがあっだのか…
ごめんよー！ごめんよー！
か…感動した！！（涙）
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by ポ | 3月26日（日）00:52
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| 2: 人は替えろと言うけれど、
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簡単に替えられない理由があったんだよ・・・。
（金がなかったということ）
静かに電源切ったつもりだったけど切れてなかった・・。
今朝アラームで起こされた。
最後までドラマを作ってくれたぜ。
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by koji | 3月26日（日）23:04
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