気が向いたらニッキ
 
1%フィクションなニッキと100%リアルな気持ちのはず。あとたまに描く絵も少々・・。
 


短い永遠。




さて、あのときの話でもしようか・・・。
何日か前のニッキで書いた、因縁のあのステージでの事件。
(『ジェネレーションギャップってヤツ』ってニッキに書いてます。)

あれはオレが中学3年生のときだった・・。
今では考えられない積極性で、なぜかオレは学級委員長をやっていた。
委員会決めをするとき下手すると最後まで決まらず、
終いには先生がブチ切れる可能性もあるあの委員会である。
そしてその長。各クラスの学級委員の頂点を極めるのが学級委員長だ。
ちなみにこのときウチの学年は9クラスあり、ひと学年300人強いた。
その長である。
いかにオレが積極的だったかおわかりいただけただろうか・・?
反面、生徒会には立候補しなかった・・・。
300人の長になれても、900人の長にはなりたくない。
目立ちすぎはよくない。
当選する確立は極端に少ないだろうが、万が一生徒会役員になってしまいでもしたら・・・。
そんな妄想をしながら、危ない橋は渡らなかった。
ココらへんから、今のオレがゼミで副ゼミ長におさまってるわけがわかる気がする・・・。
テッペンではなく、テッペンに近いところ・・・。
どうやらその兆候は中学生のときからあったようだ・・・。

話を戻そう。
当時、何か演説のような事をするとき、暗記してしゃべることが流行っていた。
全校集会の生徒会長挨拶などなど・・・・。
小さい紙に書いて直前まで暗記、そして本番・・・。
しっかり話している様な棒読み・・・。
それがナウい(死語)時代だった・・。
流行に流されるのには抵抗があったオレは、
流れに乗れてない少数派になる方が怖かったので、
やっぱり右に倣って暗記していた。

事件が起きたのは文化祭のときである。
文化祭の開催式で、学年として何をテーマに取り組んでいるかを
各学年の学級委員長が全校生徒の前で発表することになった。
開催式は体育館でおこなわれる。
持ち時間は、記憶が定かではないが確か3分くらいか・・・・。
3分の文章を暗記・・・。
3分っつーのは実は相当長い。
1分の自己紹介で、
実際してみると30秒くらいで終わってしまったりするなんて経験を持つ人は多いだろう。
その時間分の文章をあらかじめ作るわけだから、相当な長さに・・。
そしてそれを暗記・・・出来るわけがないだろう・・・。
しかし当時から少し痛い子だったのか、オレは結構楽観的だった。

何とかなる。

今でもよくなる根拠のない自信症候群だ。
ちなみに、直前までちゃんと暗記できていなかった。
それなのにこの余裕。
決めれば将来大物になる予感・・・・。

オレの番になる・・・。
1、2年生はしっかり成功して終えている。
見えないプレッシャー。

観客はカボチャ、観客はカボチャ・・・・ヨシ・・

ステージに上がる。

照明が落ちる。


スポットライトがオレに当たる。


900個くらいのカボチャ達の視線を感じる。


しゃべり始める。


一番前の列のカボチャと目が合う。



台詞を忘れる。


しゃべり始めて10秒ほどで、頭の中の10数年分の蓄積がリセット。
そして時間は止まり、目の前には痛々しい物を見ているかのようなカボチャ達・・・・。
結局どのくらい仁王立ちしていただろうか・・・。
記憶が確かではないが2,30秒くらいだったか・・・。
言い過ぎかもしれん・・・。

ちなみに本当は仁王立ちじゃなくで硬直です。
スイマセン。仁王立ちなんてカッコいいもんじゃないです。
恥ずかしさで、チビりそうでした・・。

最後、なんとか結びの文章は思い出し、無難(?)にまとめる。
が、無難にまとめたところで、この失態をフォローできるはずもない。
痛々しい3年生の学級委員長・・・。
思春期のオレの心は、人知れず勝手に傷つきました・・。


後日談がありますが、この辺で・・・。


ってセコッ。
ネタがないときのための布石を打ってるあたり、
オレも政治家だなーとか思ってみたり・・・・。



6月3日(土)22:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | ニッキ | 管理

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